騒音被害が深刻な、ムクドリ
可愛らしい野鳥として知られるムクドリ。
バードウォッチングで見かける事が多い野鳥としても知られており、遠くから観察している分には、非常に愛くるしい存在として知られているのですが、実はこのムクドリが、近年問題となっています。
ムクドリは基本的に、一羽でよりも、集団で移動をする生き物です。
集団でねぐらに移動し、集団で日中行動してエサをとる等、とにかく集団で行動することを好むのですが、この集団で行動することで、大きな騒音被害を出しています。
ムクドリは元々鳴き声が非常に大きく、集団になればなるほど、その鳴き声の威力は絶大。
街々で大量に鳴いている姿を見かけたことがある方も多いでしょう。
また騒音被害のみならず、フンによる衛生被害が発生していることもあり、地域によっては非常に深刻な問題として取り上げられているのです。
ムクドリ対策には様々なタイプがある
ムクドリは、一度安心と思ったねぐらに住みつき、常に団体で移動をする習性があります。
その為自治体では、ロケット花火を使って追い払う方法を始め、音波装置活用、鷹匠による追い払い作戦などを導入する試みを行っている傾向にあるでしょう。
いずれも高い効果を発揮する対策ではありますが、定期的に行わないと効果が得られないことや、その場所からは逃げても、また別の場所にたむろしてしまう事から、いたちごっこになりがちな傾向にあるのです。
ムクドリは人間のいる環境が快適という事を覚えているため、山に帰ることなく、日々、人間との攻防を繰り広げています。
ムクドリは非常に頭が良いこともあり、子供だましの対策ではすぐになれてしまうため、ある程度お金をかけた、本気の取り組みを行う必要があるのです。
その為自治体も、イタチごっこであることは分かっていながらも、根気よく対策を続けているところが多いでしょう。
個人宅に来たときに役立つ対策は?
ムクドリは町にのみならず、個人宅に集団で襲来することも少なくありません。
特に理由無く、気がついたら近隣をすみかにしている事もありますので、騒音被害や衛生被害に悩まされ、頭を抱えている方も多いでしょう。
とはいえ自治体レベルのお金をかけた取り組みを出来ないのも辛い所。
個人で行えるムクドリ対策としては、猛禽類の模型を置く、LED電球を庭木に取り付ける等、いくつか方法がありますが、いずれも一時的にしか効果が出ず、あまり期待が出来ません。
そんな時におすすめなのが、個人向けに販売された、小型メガホン型特殊波動装置です。
自治体でも効果があった方法の1つで、2万円前後のコストはかかるものの、高い効果を発揮する事から、対策方法の1つとしておすすめと言えるでしょう。
こちらも根気よく定期的に続ける必要がありますが、困ったときに即効性がある対策方法ですので、すぐさま状況をどうにかしたいとなった時にこそぴったりと言えます。